やぶなお、決心しました。
僕、『芸人』になります。
きっかけは、『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』のある文章を読んだからです。
※前回の読書感想文の続きになります。
まだ読んでない方は先に読んでね。
「芸人」を再定義する
以前、ナインティナインの岡村さんと意見が衝突したことがあった。
ひな段に出ない僕の活動を受けて、岡村さんが「芸人だったら『ひな壇』に出ろよ。皆、出てるんやから」とラジオで発言されたのが事の発端だ。
僕は、「皆が出ているのだったら、余計に嫌だな」と思った。理由は僕が『芸人』だから。
岡村さんも僕も、同じ『芸人』という言葉を使っているが、着地点が全然違う。つまり、お互いの『芸人』の定義が違うのだ。
岡村さんは、漫才をして、コントをして、ひな壇に出て、クイズ番組に出て、グルメ番組に出る……そういった活動をする人を『芸人』と呼んでいる。
つまり、職業名(肩書き)としての芸人だ。
学校の先生や、消防士さんや、タクシードライバーさん、そういった並びに『芸人』を置いている。
肩書きとしての『芸人』だ。世間の認識もこっちだと思う。
そういう考えもあっていいとは思うけれど、僕は岡村さんや世間の皆様と少し違う。
僕は、皆が右に進んでいる時に「左という選択肢もあるよ」と行動でもって提案する人や、具体的に言うと、まもなく定年で、まとまった退職金も貰えるのに、それまで我慢できずに会社を辞めて、喫茶店を始めちゃうオヤジだとか、そういった生き方をしている人を『芸人』と呼んでいる。
つまり、『芸人』というのは、肩書きではなく、生き方の名称だ。
この文章を読んで、あれ?って思いました。
僕は先日、今の環境に我慢できず、西野さんみたいな生き方がしたくて会社を辞めました。
あれ!?俺もう芸人じゃん!
西野さんの考え方だと、我慢できずに会社辞めちゃった俺、芸人じゃん!!!
俺、いつの間にか、『肩書き』が『会社員』→『芸人』になってるじゃん!!!
じゃあ、芸人らしいことをしていこう。
芸人として行動していこう。
意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。
朝のワイドショーでテリー伊藤さんが「(収録中にキレて途中退室したことを)ブログに書くことは西野の弱さ。それは西野とディレクター2人の問題だから、そのディレクターに直接言えばいい」とおっしゃった時は、「そんなこと言い出したら、タレントの不倫に対して本人に直接言わずに、欠席裁判でアレやコレやと論じている、テリー伊藤さんをはじめとした世界中のコメンテーターは全滅じゃないですか?」と直接ご本人にぶつけてみた。
こういったことだけを切り取ると、「西野って、大御所にもまるでひるまないなぁ。勇気があるなぁ」となるんだけれど、その実、大御所に自分の意見をぶつけたら収入(オンラインサロンの会員)が増えることが分かっているから言えるという部分もある。
僕があなたよりも勇気があるわけではなくて、僕があなたよりも意見しやすい環境にあるという話。
オンラインサロンという環境があるから、自分の意思を表明することができて、自分の意思を表明すれば、オンラインサロンの会員が増え、さらに意思を表明しやすくなる。
僕はスポンサーさんからお金をいただく広告ビジネス(好感度ビジネス)を早々に放棄して、このループに入っている。
つまり、噓をつかなくても良い環境になっているので、そもそも「噓をつく」という選択肢がない。ダイレクト課金をしてくださる方々が離れてしまう〝選択肢〟をとるメリットが僕には一つもない。
意思決定は、頭や心ではなく、環境がおこなっている。
テリー伊藤さんへの回答気持ちいですねえ〜。笑
こういうことが言える人はなかなかいません。
僕も、大御所にこんなかっこいいこと言ってみたい。。。
文章に書かれている通り、「勇気がないから言えないんだ。」と思っていましたが、
西野さんは、意見しやすい環境にあることが理由だと話されていますね。
確かに、テレビという環境しかなければ、テレビ界の重鎮に意見するなんてとてもではないけどできません・・・。
テレビのことが大好きだからこそ、意見を言うためにテレビから離れるというのはとても印象的でした。
