毎日、革命のファンファーレの読書感想文を書いているやぶなおです!!
『革命のファンファーレ』の原稿を西野さんから出版前に頂いた時に、ふと思ったことがあります。
「西野さんは、なんで見ず知らずの僕なんかに出版前の原稿を渡したんだろう??」
常識的に考えたらリスクでしかないですよね。
原稿流出で何億円もの損失になるわけですから。
しかし、常識の一歩先を行く男の考え方は違います。
原稿を出版前に僕に渡した理由が、革命のファンファーレを何度も繰り返し読んで、わかりました。
ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。
大切なのはニュースを出すことではなくて、ニュースになることだ。
「ニュースになる」ということは、他人の時間を使えているということだ。
「他人の時間を使えている」ということは、ニュースになっている時間が延びているということだ。
西野さんは、人々の『話題』になって、多くの人に議論してもらうことを重視しています。
こうすることによって、全く興味がない人の目にも止まり、良いと思った人がファンになる可能性があるからです。
例えば、今回の『出版前原稿の配布』が議論になると、
議論の対象に「賛成」か「反対」に別れることになりますよね。
「面白い!!さすが、西野さん!」と思う人もいれば、
「出版前に原稿を流出させるなんて売る気がないのか!」と思う人もいます。
ニュースになる前は誰にも見られず「興味なし」だったものが、
「好き」か「嫌い」に別れることで、
好きと思ってもらえた人がファンになります!
ニュースになることで、興味がなかった層の人たちを取り込むことに成功してますよね。
更に、今回のラブレター作戦の面白いところは、『もしかしたら自分も、もらえるかもしれない!』と思わせれるとこにあると思っています。
こう思わせたら西野さんの勝ちで、その人はすでに欲しくなっているので購入する可能性が高いです。
西野さんのラブレター作戦の面白いところはこれだけではありません!
信用時代の宣伝は、口コミが最強。口コミをデザインしろ。
吉本興業の公式ページの「面白いから来てね」よりも、友人のツイッターの「メッチャ面白かった!」の呟きの方が、心が動く。
「オススメ」に利益が絡んでいる吉本興業と、利益が絡んでいない友人とでは、信用度が違う。
広告担当者の顔が見えない吉本興業と、個人情報を晒している友人とでは、信用度が違う。
現代の宣伝力は、つまり信用力だ。
口コミが最強である。
そして、ありがたいことに、今は国民全員が情報を発信してくれる時代になった。こうなったら、広告は「いかに口コミをさせるか」の勝負になってくる。
セカンドクリエイターをいかに動かせるかだ。
〜一部省略(プペルを例に具体例)〜
自分一人で広告をしてはいけない。〝広告させる〟ことが大切だ。
西野さんは、更に先ほどの熱意ある方々に読書感想文という名の『口コミ』を書いてもらっています。
もう、見事と言わんばかりの購入への導線ができてますよね!!!
流れをまとめてみるとこんな感じです!
『革命のファンファーレ』の出版前原稿を西野さんが少年にあげた。
↓
話題になる。
↓
ラブレター男の出現。そして、『熱意のある人にあげちゃう宣言』
↓
ラブレター男が続出。更に話題になる。
↓
ラブレター男が世界最速で読書感想文(口コミ)を書く。
↓
口コミを見て、面白い!と思った人たちがポチる。
↓
『自分も読書感想文書きたいっす!!!』って人が現れる。
↓
西野さん、あげちゃう。
↓
読書感想文(口コミ)がドンドン増える。
↓
ポチる人もドンドン増える。
↓
以下、無限ループ
こんなとんでもない広告戦略を、一つ一つ具体例を用いてわかりやすく書いているのが、
『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』です。
ぜひ、ポチって自分の目で読んでください。
こんなに面白い本はありません。