昨日に引き続き、西野さんの『読書感想文広告戦略』について考察しているやぶなおです!
前回の記事では、ニュースになること。そして、信用時代の広告は口コミが最強ということを学びました。
今回は、別の視点から考えたいと思います。
僕みたいに引用記事をアホみたいに書く奴がいたら、
『結局は原稿の内容全部公開してることになるんじゃないの?』
という疑問の答えを考察してみました!
ビジネス書でも無料公開の出し場所を散らせば売上が伸びる
『人生の勝算』はプロローグ部分を無料公開することで売上を伸ばしたが、『えんとつ町のプペル』のように〝全ページ〟をWebに無料公開していたらどうなっていただろうか?
「読み聞かせ」というコミュニケーションツールとしての機能が備わっている絵本と違って、内容そのものに全ての価値を置いているビジネス書の全ページ無料公開は、さすがに「ネットで無料で読めるんだったら、買う必要ねーじゃん」というツッコミの声が飛んできそうだが、僕の答えは違う。
ビジネス書でも無料公開の出し場所を散らせば売上が伸びる。
「出し場所を散らす」というのは、たとえば、プロローグをキンコン西野のブログ、本編の第1章を堀江貴文さんのメルマガ、第2章をニュースサイト、第3章をキンコン西野のFacebook……ということね。この調子で、出し場所を散らして、最後まで公開する。第1章だけを読んだ堀江貴文さんのメルマガ読者は、続きを読みたくなって本を買うし、たとえ、他の章がどこかにアップされていることを知っても、無限にあるネットの情報の中から、プロローグや第2章や第3章の情報を回収していくよりも、本を一冊買っちゃった方が早いから、本を買う。
つまり、無料公開の出し場所を散らしてしまえば、情報を回収するコストよりも、本を買うコストの方が安いから、ビジネス書ですら無料公開した方が売上が上がる。事実、『革命のファンファーレ〜現代のお金と広告〜』はこの戦略をとり、予約段階で2万部を売り上げた。
SHOWROOMの前田さんの『人生の勝算』は発売前にプロローグを無料公開することで、発売前にも関わらずAmazonランキングで1位になりましたね。※さらに、2017/8/26第2章も全文無料公開になりました!!すげー!!!
僕も、前田さんのことは『人生の勝算』のプロローグを見るまで全く知りませんでしたが、西野さんのブログで読んで以来大ファンになりました。
これが、無料公開の典型的な成功例ですよね。
革命のファンファーレでは、プロローグだけでなく、出し場所を散らしまくっています。
LINEブログ、ツイッター、フェイスブック、フェイスブック配信ライブ、オンラインサロン、などなど。。。
西野さんがどこかで話されていましたが、『ビジネス書は上質なまとめサイトでいい。』ということです。
いろんなところで、西野さんが革命のファンファーレの内容を話していて、あの話詳しく知りたいだとか、
上記の『ビジネス書は上質なまとめサイトでいい』ってどこで話されてたっけ。。
って、思うといろんなところを探すのが手間なので結果的にポチった方が早いじゃんってなるわけですね。
西野さんは無料公開する際に『手間や違和感』を加えることで、購入へと導線を繋げています。
他の例で言えば、プペルの無料公開のサイトはページのスクロールが縦ですよね。
最近スマホで本を読む場合、ほとんどが実際の本のページをめくるように横にスライドさせますが、
それに対して、プペルはなぜ縦スクロールだと思いますか?
あれは、読み聞かせをするのに違和感を感じさせるようにしているのです。
無料公開を見て、内容が面白い!と思ったら、お子さんに読み聞かせをしてあげたいですよね。
ただ、スマホをスクロールしながら読み聞かせをするのは違和感がありますよね。
「じゃあ、内容面白かったし、絵本買っちゃおうか!」となる購入への導線です!
全ての行動理由を考えると、こんな深いところまで考えられているんです。西野さんすごすぎる。。。
「お客さん側の手柄」とは?
僕たちがプレゼントを買う理由は、当然、「相手に喜んでもらいたいから」だが、では、何故、喜んでもらいたいのだろう?
喜んでもらった先に何があるのだろう?
目の前の相手を喜ばせた時、ポイントはどこに入るだろう?
そう、自分だ。
僕らは自分のポイントを上げる為に、目の前にいる人を喜ばせている。
自分の為に、プレゼントを買っているのだ。
キャバクラ嬢の目の前でシャンパンを注文する人もそう。自分のポイントを上げる為に、シャンパンを入れ、キャバクラ嬢を喜ばせているのだ。
これを『読書感想文を書くやぶなお』と『西野さん』に例えると、
西野さんというキャバ嬢がいて、僕が毎日そこのキャバクラに通ってシャンパンという名の『読書感想文』を入れてるということです。笑
全ては、やぶなおが西野さんに好かれるためっっ!!!!
自分のためなんです。いいんです。それでいいんです。笑
ここから分かることは、人は自分にメリットがないと行動しない。ということです。
なので、前回の記事にあったように他人の時間を使うためには、他人のためになることをしよう!ということです。
そして、自分のメリットと相手のメリットを結びつけることでお互いがWin-Winの関係になれるわけですね。
西野さんは『自分のため』に動くために、相手のメリットも考えてあげているから信用に繋がっているんです。
ただただ、『あれやってください!』『これください!』っていうクレクレさんにはぜひ参考にしていただきたい内容でした!!
『読書感想文作戦』は、こんなに西野さんにメリットがあるのに、やぶなおにもメリットがしっかりあるんですね。
さすが、西野さんです。ラブレター送って本当に良かった。笑