岡山のブロガーやぶなお(@yabnao)です。
この度、西日本豪雨災害でお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
現在被災地では、たくさんの方々の支援活動により、復興が進んでいます。
ただ、被災された方には今後、大きなお金の問題が立ちはだかります。
家の修繕・家具・家電・車など、数百万円、数千万円が必要になってくる中で、自治体や政府の支援金が私たちの元に届くまでは時間がかかってしまいます。
そこで、今から少しでもお金の負担を減らしていくために、個人で支援金を集めることができるサービス『polca』についてご紹介させていただきます。
被災された方からの要望があり、これまで20万円以上polcaで資金調達をしてきた僕から、『polca』で支援金を集める具体的な方法と注意点について解説していきたいと思います。
ただ、個人で支援金を募集すると賛否両論が生まれる可能性があります。
「みんな困ってるのに一人だけお金を集めようとするのか!」
「自分だけ助かればいいのか!」
そう思われないためにも、支援してくださる方を不快にさせないような作り方をする必要があります。
この記事をよく読んで、気持ちよく支援してもらいやすいpolcaを作りましょう。
個人での資金調達が簡単にできるサービスです。
お祝い事のときに誰かに支援をしてあげたり、被災した方が支援金を個人で集めるために使うことができる無料のアプリです。

目次
polcaを使って個人で支援金を集める方法

polcaをすごく簡単に説明すると、身近な人たちでお金を出し合って、提案者のやりたいことを実現するサービスです。
金額も少額からできて、最低金額は300円から支援を募ることができます。
例えば、
「上司の誕生日にお花を贈りたい!」という提案に、
10人の同僚が一人300円ずつ支援して、
3000円のお花をプレゼントしてあげることができます。
お祝い事はもちろん、誰かが困っているときにもpolcaは有効です。
具体例を見ていきましょう。
実際に支援金を集めている具体例

参考元:仲野さんのpolcaより
これは、僕の尊敬する先輩の仲野さんが立ち上げたpolcaです。
被害状況、目的を伝え、公開直後から親しい友人、知人の方々が支援をしてくださり、20万円以上もの金額が集まっています。
polcaは、SNS上で公開することでたくさんの方へ支援を募ることができます。
▼フェイスブックでの投稿

参考元:仲野さんのフェイスブック投稿より
これまであなたに恩を感じている方々が、あなたの非常事態を知って、支援をしてくれます。
polcaは300円からできる少額支援なので嫌味がありませんし、あなたを助けたい!と想ってくれた人が支援をしてくれます。
もちろん、これまでの人との繋がりによって集まる金額には大きく変動がありますが、少しでも集まれば資金的な負担が軽減できますし、たくさんの人から支援をしていただけることは本当に嬉しいものです。
polcaを作るのはアプリ上で、たったの4ステップです。
5分あれば誰でも簡単に作ることができます。
polca(ポルカ)で支援金を集めるための準備は、たったの4ステップ!
では、実際にpolcaで支援金を集めるための手順とその中での注意点をお伝えしたいと思います。

まず、polcaを起動して会員登録終了後、+マークを押してpolcaを作成します。

①内容を決めて、写真を設定
内容を入力します。

ここのポイントとしては、4つです。
- なるべく完結に書く
- 被害状況をまとめる
- 何に使うかを書く
- 欲張りすぎない
特に大切なのが4つ目です。
ついつい、欲張ってしまって「できるだけ支援をお願いします!」と言ってしまいがちですが、欲張りな人よりも謙虚な人の方が支援されやすいです。
▼次に、画像を選択

ここでは、なるべく被害状況がわかりやすい画像を選びましょう。
画像を選んだら右上の『次へ』を押します。

次に、目標金額、お返し、お礼メッセージを設定します。
②目標金額は謙虚に

ここでも大切なのは、謙虚な気持ちです。
ついつい、目標金額を実際に必要な金額を入力してしまいがちですが、「最低限このくらいもらえるだけで嬉しいな」と思える金額を指定しましょう。
だいたい5000円が相場だと思っていただけたら大丈夫です。
③支援金額とそれに対するお返しを設定

1口の支援金額は安すぎても高すぎても目標達成に影響してきてしまいます。
最低金額は300円からできますが、300円だと金額を集めるのに少し苦戦してしまうかもしれません。
1000円でも躊躇してしまう人もいるので、ワンコインで支援できる500円くらいがちょうどいいでしょう。
上乗せ支援といって、500円以上支援できるので、だいたいは最低支援金額以上支援してもらえます。
そして、polcaでは『お返し』という項目がありますが、お返しは感謝の気持ちで問題ありません。
▼例文
「ただただ、支援なのでお返しはありません。ご支援いただける方のみ、よろしくお願いします。」
④お礼メッセージを入力して「作成してシェア」を押したら完了!

お礼メッセージは、あなたの感謝の気持ちを支援者の方へ伝えるための項目です。
しっかり、あなたの言葉で感謝を伝えましょう。
感謝の言葉は、今回唯一できるお返しです。
これで、polcaの作成は終了です。
polcaで支援金を募るコツ
支援金を募るときになるべく多く集めるコツはSNSに投稿することです。
polcaは作成するだけでは誰にも見てもらうことはできません。
誰かにURLを見てもらうことで初めて見てもらうことができるんです。
そこで、てっとり早く多くの人に見てもらう方法がSNSの投稿にpolcaのURLを貼ること。
下の投稿は、個別で相談いただき、僕からアドバイスをさせていただいたSNS投稿です。
参考例としてまずは、下記リンクの投稿をご覧ください。
参考元▶︎フェイスブックの藤原さんの投稿
(念のため、画像を貼りますが見づらいと思います)

実際の大変だった現状やこれからのことが具体的にわかり、他の被災された方への思いやりもあって素晴らしい投稿だと思います。
この投稿は、藤原さんの人柄や繋がりもあって、50名以上の方にシェアしていただき、polcaだけではなく銀行振り込みの寄付も合わせて10万円を超え、20万円に到達しそうな勢いになりました。
SNSで多くの人に支援をしていただくコツは5つです。
- 被災された方への配慮
- 被害の現状
- 支援をお願いする経緯と使い道
- 支援方法(polcaと銀行口座)
- シェアのお願い
順番に説明させていただきます。
1.被災された方への配慮
「この度、西日本豪雨災害でお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。」
また、投稿の最初にタイトルとpolcaのURLを記述しておきましょう。
▼例文
【被災の状況とご支援のお願い】
(polcaのURL)
2.被害の現状
7月6日の西日本豪雨で我が家も車2台全損、自宅は床上浸水の被害を受けました。
まだ現場も片付いておらず正確な被害は分かりませんが、確認できただけでも被害総額は250万円を超えそうです
〜〜省略〜〜
家具、家電、大きなものは冷蔵庫、洗濯機、エアコンの室外機、車2台、チャイルドシートなど、数えきれないものが浸水してしまいました。
参考元:フェイスブックの藤原さんの投稿より
上記、投稿のこの部分が該当します。
被害の現状をできるだけ具体的に書きましょう。
被害状況を具体的に書くことで、同じような境遇の方から共感していただき、これまでご縁がなかったような方からも支援していただける可能性が生まれます。
「足下が見えない泥水の中を1歳7ヶ月の娘と一緒に、生まれて6日目の息子を抱きかかえて運ぶことは不安でしたが、このまま水が増えたら身動きがとれなくなり、命の危険があると感じたので家族みんなで避難をしました。」
このような文章が書かれていると、小さいお子さんをお持ちの方や家族を持っている方の心に響き、支援してもらえる可能性があります。
できるだけ、細かい被害状況を書きましょう。
3.支援をお願いする経緯と使い道
そんな私たち家族の状況を知っている方から、支援をしたい、他にも支援をしたいと言ってくださってる方々がいるのでポルカを立ち上げてほしい、と言っていただきました。
私たちよりひどい被害を受けた方々もたくさんいらっしゃるので悩みましたが、せっかく支援したいと言ってくださる方々がいることに感謝し、ポルカを立ち上げることに決めました。
頂いたご支援は生活立て直しのために大切に使わせていただきます。
参考元:フェイスブックの藤原さんの投稿より
ここの文章は、ほとんどの方が同じになるのではないかと思います。
投稿を参考に、あなたの言葉で書いてみてください。
4.支援方法(polcaと銀行口座)
▼寄付支援(クレジットカード)
(polcaのURL)▼寄付支援(口座振り込みはこちら)
(口座情報)
ここでは、polcaのやり方がわからない人のために口座振込の情報も載せておきましょう。
polcaは、クレジットカードでもVISAまたはMasterCardに限定されているため、JCBしか持っていない場合は支援をすることができません。
また、polcaの使い方がそもそもわからないという方もいらっしゃるので口座振込を載せておくことを推奨します。
5.シェアのお願い
よければ、この投稿のシェアとご支援をよろしくお願いします。最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。
参考元:フェイスブックの藤原さんの投稿より
最後に、必ずシェアのお願いをしましょう。
シェアをしていただくことでより多くの支援を受けることができるかもしれないからです。
ここまでができたら、polcaのSNS投稿はバッチリです。
あとは、SNSに投稿して反応を待ちましょう。
SNS投稿の小技も、ぜひ参考にしてください。
- SNSがよく見られている20時頃を狙って投稿すると支援の初速が早くなります。(金曜日は飲み会があるため例外)
- あらかじめ身近な友人に支援してもらった上でSNSに投稿すると、支援されやすくなります(支援されてないpolcaは支援しにくい)
- コメントや支援を頂いたらすぐに感謝のコメントをすることで、他の方も支援しやすい空気感を作ることができます。
これで、polcaの作成はすべて完了です。
あとは、支援されることを待ちましょう。
polcaで支援金を集めるときの注意点
一つ気をつけていただきたいのが、polcaは支援金を集めるサービスではありますが、金の成る木ではありません。
これまで、どれだけの人に感謝されてきたかが支援金を集める上でもっとも大切なポイントになります。
SNSでたくさんの人と交流をしていたり、リアルな繋がりの友人がSNSに多いほど支援金額は大きくなります。
くれぐれも、polcaを立ち上げればお金が簡単に集まると思わないように気をつけてください。
polcaで支援をする側の人にやってほしいこと
polcaでは多く支援されている企画は、polcaのトップページに表示されてより多くの方に見てもらうことができます。
その場合、支援の件数が重要になるので、一度に上乗せ金額を支援するよりも、数回に分けて支援した方が露出が増えます。
例えば、5,000円支援するなら、5,000円×1回ではなく、500円×10回支援した方が、件数が増えるので、たくさんの人の目に留まりやすくなります。
また、SNSの投稿のシェアをしてあげることでも多くの人の目に留まるきっかけを作ることができます。
支援をしたあとはなるべくシェアをしてあげて協力してあげましょう。
あなたが500円支援をしたあとにシェアをして、別の方が支援&シェア…
この流れが続くととんでもない支援金額になります。
一人ずつは少額でも、多くの人が少しずつ支援をすることで莫大な金額になります。
なので、支援とシェアはできるだけセットでしてあげてください。
7/29に岡山県倉敷市にある美観地区で相談会を行います!
また、7月29日に美観地区の物語館にて今回紹介したpolcaの相談会を開催します。
「もっと具体的にアドバイスを聞きたい」
「これで支援をしてもらえるかが不安」
そんな方は、ぜひ参加してみてください。
じっくりあなたのサポートをさせていただきます。
詳細は、以下のFacebookページをご覧ください。
\その場でできる!/
さいごに…
ここまで、長文をお読みいただきありがとうございました。
個人が個人に手軽に支援できるようになった今、polcaのように顔が見える直接的な支援の新たな選択肢があってもいいと僕は思っています。
日本人は、「助けてほしい!」と声を上げづらい人が多いので、助けを求めたら、声を上げたら助けてくれるんだって、みんなが思えるように勇気を持って声を上げれる社会にしていきたいと思っています。
大変なときは、お互いが支援し合って乗り越えていきましょう。
被災されて資金問題で困っている多くの方に、この記事を届けたいです。
もしよければ、この記事をシェアしてあなたの身近で困っている方々へ伝えてあげてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!