適応障害で会社を辞めたやぶなお(@yabnao)です。
今思うと、常に胸が痛くて、頭がモヤモヤしているあの状況は異常でした。
適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。
引用:厚生労働省 知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス
「会社ではしんどくなり、プライベートでは元気になる。」
故に、「甘え」と言われることが多い心の病です。
しかし、適応障害を甘えだと思い込み、我慢したその先には「うつ病」が待っています。
うつ病と適応障害は紙一重なのに、適応障害では「我慢しろ」と多くの人が言います。
僕は、新卒2年目の夏頃に適応障害になり、会社を辞めました。
僕は、あの時に転職を決意して本当に良かったと思っています。
今回の記事では、「今会社が辛い方」「適応障害の方」、「適応障害かもしれないと悩まれている方」へ向けて少しでも気持ちが楽になってもらえるように適応障害になったら転職活動をするべき理由を書きました。
適応障害になると、視野がめちゃくちゃ狭くなってしまう。
もしかしたら、今会社を辞めるともう生きていけないと思われているかもしれません。
「レールを外れたらおしまい」と思われているかもしれません。
僕もそうでした。会社を辞めたらもう普通の生活には戻れないんじゃないかって。
適応障害になっている状況の時は、今の会社で働く選択肢しか知らなかったので将来に全く希望が持てず、「自分はなんてダメなやつなんだ。」と自己否定に陥り、どんどんネガティブ思考になっていました。
でも、一度その状況から離れてみると世間はすごく広いことを知りました。
僕が現在働いているフリーランスのような会社に縛られない働き方はもちろん、サラリーマンでも多様な働き方があります。あなたが今働いている仕事に向いていないのなら、外に視野を広げてみるとめちゃくちゃ仕事はありふれています。
ただ、あなたが今不安に思っている理由は、今周りにいる人のほとんどが会社を辞めたことがない人だからです。
「会社を辞めたら人生終わり。」と言っている人のほとんどが会社を辞めたことがない人、もしくは失敗した人です。
外の世界に目を向けてみると、転職を繰り返してスキルアップしている人もいるし、会社に縛られない働き方を実現して生活している人だっています。
まずは、外の働き方をしている人の話を聞いてみてください。
昔の友人に会ってみるのもいいですし、実際に転職活動をして他の働き方を知ってみるのもいいでしょう。
また、そもそもその会社で働く理由を考えたことはありますか??
適応障害になるまで、そもそも『働く理由』が明確になっていなかった
あなたが、今その会社で働く理由はなんですか??
「生活のため」、「安定のため」と思ったなら、働く理由が明確になっていない証拠です。
僕も、生活のために働かなければならない、だから我慢して働かなければならない、と当時は思っていました。
「働く」という言葉の由来を知っていますか?
「働く」とは、「傍(はた)を楽にすること」なんです。
つまり、自分の暮らしを豊かにするために働くんですよね。
そう考えてみると、精神的に悩んで適応障害になってしまっている今の状況は、暮らしを豊かにできていません。
そもそもの働く意味を間違えています。
例えば僕は、「大切な人とのんびり幸せに暮らせたら、それでいい」と思っていました。
そうなのであれば、今の会社で心をやられながら働く理由はなおさらありませんでした。
今の会社でなければいけない理由はなかったんですよね。
もし、あなたがお金のため、安定のために働かれているのであれば、それは外の世界を知らないだけです。
転職が当たり前で売り手市場な今、正社員で入れる企業はたくさんありますし、僕のようにパラレルキャリアからフリーランスを目指すという手もあります。
働くことは、生活を豊かにするための手段に過ぎません。
働くことが目的になっていませんか??
目先のお金や安定のために自分の心を失ってしまってはいけません。
適応障害は甘えではない。マジで逃げろ。
僕は視野が狭くなって、働く理由もわからなくなり、1人で悩んで、抱え込んだ結果、限界を迎えて心療内科で『適応障害』の診断を受けました。
僕が今、あなたに本気で伝えたいことは、
「うつ病になる前に、マジで逃げろ」ということです。
あえて強い言葉で言っています。
そうでもしなければ、本当にうつ病になるのは時間の問題だということを知っているからです。
あなたの今のモヤモヤは絶対に我慢しないでください。
会社の人がなんと言おうと、家族や親がなんと言おうと、あなたの本当の気持ちに素直になってください。
本当に辛くて辞めたいなら、ただ悩むだけで終わらせず、会社以外の世界を知ってください。
心療内科で診断書をもらっただけでは、会社を辞めることはできません。
僕は、当時心療内科で診断書をもらったあとは転職活動をしたり、フリーランスの人の話を聞いたり、ひたすら次の仕事探しの相談をしました。
退職すると決めた次のステップは、自分に今の会社以外の選択肢があることを知ることです。
今すぐに転職するつもりはなくても、転職のための情報収拾は必ずしておいた方がいいです。
僕は適応障害で辞めることができたのでまだ良かったですが、ストレス・疲労が限界に達してうつ病になってしまうと、転職活動をする気力すらなくなってしまいます。
すると、見える視野がどんどん狭くなってしまい、「転職という選択肢」がわからなくなってしまいます。
また、例え転職を決意したとしても、まずは心身ともに健康になるまで時間を置いた方が良い場合もあり、結果として次のステップに進むまで余分に時間がかかってしまうことがあります。
そのため、うつ病になる前に一歩を踏み出すことが大切です。
気になる働き方の情報を見ておくだけでもストレスで倒れる前に転職という手が打てるようになります。
経験者として言えることは、今は必要ないと思っていたとしても転職のためにいろんな働き方を知るだけなら今すぐできるので、まずは多様な働き方を知ることから始めるべきです。
僕は、転職サイトに登録したり、転職エージェントに相談して、「自分に合う仕事は何か?」を探し続け、少しずつ自分の理想の仕事が見えてきました。
でも、僕自身、Fラン大学卒でスキルも何もないのに1年半で会社を辞めてしまい、「こんな自分でも転職できるのか…?」と不安でいっぱいでした。
しかし、そんな自分でもゼロからやり直せる働き方があったのです。
それが、フリーランスという働き方でした。
フリーランスと聞くと、「すごい人じゃないとできないんじゃないか?」と当時の僕は思っていました。
でも、いろんな人に話を聞いていると、元々うつ病を経験していたり、既存の会社の働き方に合わず、模索した先でフリーランスになった人がたくさんいたのです。
僕自身も、適応障害から会社を退職し、1年後にフリーランスとして独立した一人です。
今はコロナによって、会社の安定なんてものは無く、失業者で溢れ、どこも新しい人を雇う余裕が無い状況です。
会社で働いていても、無能な人はバッサリと切られ、40代でもアルバイト生活になり、窮困しながら生きていく人さえいます。
そんな現代で、真の安定を求めるなら、個人のスキルを磨いて、会社に依存しなくても働ける自分になることが大切です。
もし、今の会社を絶対に辞めたいと思っていて、これから先の転職活動が不安なら、自分でスキルを身につけ、個人で好きな場所で好きな時間に働けるフリーランスという生き方を視野に入れてみてください。
僕が無料でやっているLINEコラムでは、僕自身がうつ病手前の会社員から1年でフリーランスとして独立するまでの全過程を解説しています。
▼LINEコラムではこんな話をしてます
- 元不登校でFラン大学出身、
会社をうつ病手前で退職した25歳の僕が
1年でフリーランスになるまでの全過程 - 自分の好きなこと、興味あることを
仕事にするために大切な7つのこと - 自分にしかできない”天職”を見つけ、
周りの人に喜ばれる働き方をする方法
- 自分の軸を見つけて、
周りの人に流されない生き方をする方法 - 等身大の自分のままで、
周りから応援される、
最高の人間関係を築く方法
転職は、人生が変わる重要なポイントです。
悩んでいるだけでは、変われません。ずっと辛いままです。
どうか、今一歩を踏み出して、自分らしい働き方と生活を見つけてください。
まずは、今からフリーランスという選択肢を握っておいて、ストレスで倒れる前に自分らしい生き方を見つけましょう。
一刻も早く、辛い今の環境から脱出できることを願っています。同じように悩んでいた僕からのアドバイスです。